パナソニック アラウーノVの給水位置と給水範囲について

まずご確認いただきたいことは、下図のアラウーノVの給水範囲です。
図の上部は壁排水、下部は床排水となります。
※給水位置によっては、別売のアラウーノ専用手洗いの左（右）設置が出来ないのでご注意ください。

＜アラウーノV 給水ホース到達範囲＞

タンクの給水部分が向かって左側にあるため、上図の通り左給水の給水範囲は右給水よりも広くなります。

既設の給水位置が図の部分にある場合は、オプションの延長給水ホースCH100R01(1m)をお求めください。

便器の設置位置を前に出すと、前に出す分だけ給水ホースの到達範囲（給水範囲）が狭くなってしまいますので注意が必要です。

標準タイプの止水栓の取り付け位置

給水位置を変更するために止水栓を立ち上げ直す場合は、アラウーノVに同梱されている止水栓を必ず使用します。
便器洗浄水量が不足する原因となりますので、壁給水の場合は配管接続口を上向きに、床給水の場合は配管接続口を壁向きにしてください。

〈壁給水の場合〉

壁給水の場合、メーカーが推奨する給水位置は、図の便器中心線から向かって左に290㎜、床から上に110㎜の位置になります。右給水の場合は図と対称の位置に施工してください。

〈床給水の場合〉

床給水の場合、メーカーが推奨する給水位置は、図の便器中心線から向かって左に290mm、壁から180mmの位置になります。右給水の場合は図と対称の位置に施工してください。

リフォームタイプの止水栓の取り付け位置

〈壁給水の給水範囲〉

〈床給水の給水範囲〉

1.水道の元栓を閉めます。

2.同梱の止水栓を取り付ける前に、既存の給水管内のゴミなどを完全に洗い流します。

3.止水栓のねじ部分にシールテープを巻く

シールテープを巻く前に、ねじ部分の油分や汚れをきれいなタオル等でしっかりと拭き取ります。拭き取らずに巻くと水漏れの原因となりますのでご注意ください。シールテープの端も汚れが付着しやすいので、きれいにカットしてから巻いていきます。
液体シール剤であるヘルメチックをねじに少量付けてからシールテープを巻くと、ねじのすき間をより減らせますが、付けすぎは禁物です。

ねじの先から2つ目のねじ山（1つ目は巻かない）から根本に向かってシールテープが緩まないよう引っ張りながら巻きます。
巻く方向は、ねじの回転方向(右ねじなら時計回り)に合わせて巻きつけます。もし逆方向にテープを巻いてしまった場合は水漏れの原因となってしまいますので、必ず最初からやり直してください。

また、シールテープの厚みが増すと配管に接続できなくなりますので、巻く回数はシールテープの薄さとねじのサイズで異なりますので調節が必要です。巻いた後はねじ山にシールテープを指でしっかりとなじませてから配管を接続します。
最後に水漏れがないかを確認しましょう。

カクダイ シールテープ　長さ15m

SANEI シールテープ　長さ15m

4.止水栓の給水方向は、給水位置や排水方式により異なりますが、給水ホースが折れ曲がってしまうと水の流れが悪くなったり、水漏れが発生する恐れがあります。給水ホースを無理に引っ張ったりせず、止水栓がゆるむ方向に力がかからないよう接続方向の調整を行いながら適切に取り付けます。

取り付け後にご確認いただくこと

取り替え用止水栓や同梱の止水栓を取り付けた後に、止水栓を開いて通水し、接続部分から水が漏れていないかを必ず確認しましょう。

ほかにも、便器の水たまり水位が下がっていないかなどの確認事項がありますが、詳しくは施工説明書をご覧ください。

以上となりますが、アラウーノVの取り付けの際にご参考いただけると幸いです。
当店ではパナソニックのアラウーノVを多数取り扱っており、即日出荷が可能な在庫品もございますので、是非ご覧ください。

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